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3.2.1 根切り
- (1) 根切りは、周辺の状況、土質、地下水の状態等に適した工法とし、関係法令等に基づき、適切な法面又は山留めを設ける。
- (2) 根切り場所に近接して、崩壊又は破損のおそれのある建築物、埋設物等がある場合は、損傷防止措置を講ずる。
- (3) 給排水管、ガス管、ケーブル等の埋設が予想される場合は、調査を行う。
なお、給排水管等を掘り当てた場合は、損傷しないように注意し、必要に応じて、応急処置を行い、監督職員及び関係者と協議する。 - (4) 工事に支障となる障害物を発見した場合は、監督職員と協議する。
ただし、容易に取り除ける障害物は、この限りでない。 - (5) 根切り底は、地盤をかく乱しないように掘削する。
ただし、地盤をかく乱した場合は、監督職員の承諾を受け、自然地盤と同等以上の強度となるように適切な措置を講ずる。 - (6) 根切り底は、凍結等による支障がないようにする。
- (7) 根切り底の状態、土質及び深さを確認し、監督職員の検査を受ける。
なお、根切り底の状態等が設計図書に定められた支持地盤と異なる場合は、監督職員と協議する。
3.2.2 排水
- (1) 工事に支障を及ぼす雨水、湧き水、たまり水等は、適切な排水溝、集水桝等を設け、ポンプ等により排水する。
ただし、予想外の出水等により施工上重大な支障を生じた場合は、直ちに監督職員と協議する。 - (2) 排水により根切り底、法面、工事現場内、近隣等に有害な影響を与えないように適切な措置を講ずる。
- (3) 工事現場外へ放流する場合は、必要に応じて、沈砂槽等を設け、関係法令等に基づき適切に放流する。
3.2.3 埋戻し及び盛土
- (1) 埋戻しに先立ち、埋戻し部分にある型枠等を取り除く。
ただし、型枠等を存置する場合は、監督職員と協議する。 - (2) 埋戻し及び盛土の材料並びに工法は、特記による。
特記がなければ、表3.2.1により、種別は特記による。
なお、埋戻し及び盛土は、300mm程度ごとに締め固める。
また、余盛りは、土質に応じて行う。表3.2.1 埋戻し及び盛土の種別 - (3) 表3.2.1のB種又はC種で、良質土として認められない場合は、監督職員と協議する。
3.2.4 地均し
建築物の周囲は、幅2m程度を水はけ良く地均しを行う。
3.2.5 建設発生土の処理
建設発生土の処理は、特記による。
特記がなければ、工事現場外に搬出し、関係法令等に基づき、適切に処理する。
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