- リンクを取得
- ×
- メール
- 他のアプリ
12.3.1 防腐・防蟻処理
木材への防腐・防蟻処理は次により、適用部材及び処理の種類は特記による。
なお、JAS 1083 (製材)に基づく心材の耐久性区分D1の樹種の心材のみを用いた製材は、次の(ア)及び(イ)による薬剤による処理を省略できる。
- (ア) 工場における薬剤の加圧注入処理等は、次による。
- (a) JAS 1083 に基づく保存処理の性能区分K2からK4までに適合するもの又はこれと同等の保存処理性能のものとし、適用部材及び保存処理性能区分は特記による。
- (b) 人体への安全性及び環境への影響について配慮され、かつ、JIS K 1570 (木材保存剤) に基づく加圧注入用木材保存剤又はこれと同等の性能を有する木材保存剤を用いて、JIS A9002 (木質材料の加圧式保存処理方法) に基づく加圧式保存処理等を行う。
なお、JIS A 9002に基づく使用薬剤、注入量等の証明書を、監督職員に提出する。 - (c) 加圧注入処理等を行った後、加工、切断、孔あけ等を行った箇所は、(イ)により処理を行う。
- (イ) 薬剤の塗布等は、次による。
- (a) 人体への安全性及び環境への影響について配慮され、かつ、JIS K 1571 (木材保存剤―性能基準及びその試験方法) に適合する表面処理用木材保存剤又はこれと同等の性能を有する木材保存剤による処理を行う。
ただし、附属書A(規定)に基づく表面処理用木材保存剤による処理の適用、薬剤の種類及び適用部材は、特記による。
なお、処理に使用した薬剤、使用量等の記録を監督職員に提出する。 - (b) 処理の方法は、特記による。
特記がなければ、薬剤の製造所の仕様による。
- (a) 人体への安全性及び環境への影響について配慮され、かつ、JIS K 1571 (木材保存剤―性能基準及びその試験方法) に適合する表面処理用木材保存剤又はこれと同等の性能を有する木材保存剤による処理を行う。
- (ウ) 薬剤の接着剤への混入による防腐・防蟻処理は、特記による。
- (エ) 合板等の加圧注入処理等による防腐・防蟻処理は「合板の日本農林規格」、「集成材の日本農林規格」若しくはJAS 0701(単板積層材)の保存処理の性能区分K3に適合するもの又はこれと同等の保存処理性能のものとし、適用は特記による。
12.3.2 防虫処理
防虫処理の適用は、特記による。
なお、ラワン材等を使用する場合は、JAS 1083-6(製材-第6部:広葉樹製材)に基づく保存処理の性能区分K1の防虫処理を行う。
コメント
コメントを投稿