スキップしてメイン コンテンツに移動

全体目次/令和4年版 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)

9章4節 合成高分子系ルーフィングシート防水 変更か所/標準仕様書(建築工事編)令和4年版

公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版平成31年版からの変更か所
9章 防水工事-4節 合成高分子系ルーフィングシート防水

9.4.1 一般事項
この節は、コンクリート下地、ALCパネル下地及びプレキャストコンクリート下地に、合成高分子系ルーフィングシート (均質シート又は複合シート) (以下この節において「ルーフィングシート」という。) を用いて施工する防水に適用する。
矢印
この節は、コンクリート下地、ALCパネル下地及びプレキャストコンクリート下地に、合成高分子系ルーフィングシート (以下この節において「ルーフィングシート」という。) を用いて施工する防水に適用する。
9.4.2 材料
(2) 絶縁用シートの材質は、特記による。特記がなければ、発泡ポリエチレンシートとする。
矢印
(2) 可塑剤移行防止用シートの材質は、特記による。特記がなければ、発泡ポリエチレンシートとする。
9.4.3 防水層の種別及び工程
表9.4.1 合成高分子系ルーフィングシート防水工法の種別及び工程
平成31年版 表9.4.1 合成高分子系ルーフィングシート防水工法の種別及び工程
(注) 1. ALCパネルの場合は、工程1を ( ) 内とする。
2. S-F1の場合で粘着層付又は接着剤付加硫ゴム系ルーフィングシートを使用する場合は、工程2の接着剤使用量を0.2kg/m2 (下地面のみ) とする。
3. S-M2の場合で立上りが接着工法の場合、立上り面のシート厚さは特記による。特記がなければ、1.5mmとする。
4. 仕上塗料の種類及び使用量は、特記による。特記がなければ、使用量は、ルーフィングシートの製造所の仕様による。
矢印
表9.4.1 合成高分子系ルーフィングシート防水工法の種別及び工程
令和4年版 表9.4.1 合成高分子系ルーフィングシート防水工法の種別及び工程
(注) 1. ALCパネル下地の場合は、工程1のプライマーの使用量を ( ) 内とする。
2. S-F1で粘着層付又は接着剤付加硫ゴム系ルーフィングシートを使用する場合は、工程2の接着剤の使用量は製造所の仕様による。
3. S-F2及び S-M2 で特記により軽歩行仕様とする場合は、ルーフィングシートの厚みは 2.0mmとする。
4. S-F1及び S-M1 の場合、仕上塗料の種類及び使用量は、特記による。特記がなければ、非歩行仕様とし、使用量はルーフィングシートの製造所の仕様による。
9.4.3 防水層の種別及び工程
表9.4.2 合成高分子系ルーフィングシート防水工法(断熱工法) の種別及び工程
平成31年版 表9.4.2 合成高分子系ルーフィングシート防水工法(断熱工法) の種別及び工程
(注) 1. ALCパネルの場合は、工程1を ( ) 内とする。
2. SI-M2の場合で断熱材が硬質ウレタンフォーム断熱材を用いる場合は、工程3を行わない。
3. SI-F1の場合で粘着層付又は接着剤付加硫ゴム系ルーフィングシートを使用する場合は、工程3の接着剤使用量を0.2kg/m2 (下地面のみ) とする。
4. SI-M2の場合で立上りが接着工法の場合、立上り面のシート厚さは特記による。特記がなければ、1.5mmとする。
5. 工程2の断熱材張付けは、ルーフィングシートの製造所の仕様による。
6. 仕上塗料の種類及び使用量は、特記による。特記がなければ、使用量は、ルーフィングシートの製造所の仕様による。
7. 防湿用フィルムの設置は特記による。
矢印
表9.4.2 合成高分子系ルーフィングシート防水工法(断熱工法) の種別及び工程
令和4年版 表9.4.2 合成高分子系ルーフィングシート防水工法(断熱工法) の種別及び工程
(注) 1. ALCパネル下地の場合は、工程1のプライマーの使用量を ( ) 内とする。
2. SI-M1及び SI-M2の場合、防湿用フィルムの設置は、特記による。
3. 工程2の断熱材張付けに用いる接着剤の使用量は、ルーフィングシートの製造所の仕様による。
4. 断熱材は、立上り際でルーフィングシートの製造所の仕様により固定する。
5. SI-M2で断熱材が硬質ウレタンフォーム断熱材を用いる場合は、工程3を行わない。
6. SI-F1で粘着層付又は接着剤付加硫ゴム系ルーフィングシートを使用する場合、工程3の接着剤の使用量は製造所の仕様による。
7. 仕上塗料の種類及び使用量は、特記による。特記がなければ、使用量はルーフィングシートの製造所の仕様による。
9.4.3 防水層の種別及び工程
表9.4.3 合成高分子系ルーフィングシート防水工法(屋内保護密着工法)の種別及び工程
平成31年版 表9.4.3 合成高分子系ルーフィングシート防水工法(屋内保護密着工法)の種別及び工程
(注) 1.S-C1については、屋内防水に適用する。
2.工程4のモルタルの塗厚は、特記による。
矢印
表9.4.3 合成高分子系ルーフィングシート防水工法(屋内保護密着工法)の種別及び工程
令和4年版 表9.4.3 合成高分子系ルーフィングシート防水工法(屋内保護密着工法)の種別及び工程
(注) 1. S-C1については、屋内防水に適用する。
2. 工程4の保護モルタルの塗厚は、特記による。
9.4.4 施工
(2) プライマー塗り (接着工法及び屋内保護密着工法) は、次による。
(3) 接着剤の塗布 (接着工法及び屋内保護密着工法) は、次による。
矢印
(2) プライマー塗りは、次による。
(3) 接着剤の塗布は、次による。
9.4.4 施工
(5)(ア)
(b) 種別S-F2、SI-F2、S-M2、SI-M2又はS-M3の場合は、ルーフィングシート施工後に、成形役物を張り付ける。
矢印
(5)(ア)
(b) 種別S-F2、SI-F2、S-M2又はSI-M2 の場合は、ルーフィングシート施工後に、成形役物を張り付ける。
9.4.4 施工
(5)(ウ)
(b) 配管回りは、幅100mm程度の増張り用シートを下地面に20mm程度張り掛け、張り付ける。
矢印
(5)(ウ)
(b) 配管回りは、幅100mm程度の増張り用シートを下地面に30mm程度張り掛け、張り付ける。
9.4.4 施工
(5)
(エ) 屋内保護密着工法の場合、排水器具、配管等と周囲の防水下地材との取合いは、ルーフィングシートの張付けに先立ち、次の処理を行う。
矢印
(5)
(エ) 種別S-C1の場合、排水器具、配管等と周囲の防水下地材との取合いは、ルーフィングシートの張付けに先立ち、次の処理を行う。
9.4.4 施工
(6)(イ)
(b) 絶縁用シートを敷き並べた後に、 (a)に基づき、固定金具を用いてルーフィングシートを固定する。ルーフドレン回りは、ルーフドレン周囲から300mm程度の位置に固定金具を設けて、これにルーフィングシートを固定する。ただし、種別S-M1、S-M2、S-M3又はSI-M1の場合、原則として、絶縁用シートを敷設しない。
矢印
(6)(イ)
(b) ルーフィングシートは、(a)に基づき、固定金具を用いて固定する。ルーフドレン回りは、ルーフドレン周囲から300mm程度の位置に固定金具を設けて、これにルーフィングシートを固定する。ただし、種別SI-M2の場合は、可塑剤移行防止用シートを敷き並べた後に、ルーフィングシートを固定する。
9.4.4 施工
(6)(エ)
(b) 種別S-F2、SI-F2、S-M2、SI-M2又はS-M3の場合は、次による。
ルーフィングシートの重ね幅は、幅方向、長手方向とも40mm以上とする。種別S-F2、SI-F2、S-M2又はSI-M2の接合部は、熱風融着又は溶剤溶着により接合し、その端部を液状シール材でシールする。また、種別S-M3の接合部は、熱風融着により接合し、その端部を液状シール材でシールする。ルーフィングシートが3枚重ねとなる部分は、熱風融着して重ね部の隙間をなくす。
矢印
(6)(エ)
(b) 種別S-F2、SI-F2、S-M2又はSI-M2 の場合は、次による。
ルーフィングシートの重ね幅は、幅方向、長手方向とも40mm以上とする。接合部は、熱風融着又は溶剤溶着により接合し、その端部を液状シール材でシールする。ルーフィングシートが3枚重ねとなる部分は、熱風融着して重ね部の隙間をなくす。
9.4.4 施工
(7)
(イ) 立上り部を機械的固定工法で施工する場合は、その端部にテープ状シール材を張り付けた後に固定金具を固定し、種別S-M2又はSI-M2の場合は、ルーフィングシートを固定金具に対して、溶剤溶着又は熱風融着により張り付け、種別S-M3の場合は、固定金具に対して、熱風融着により張り付け、末端部には不定形シール材を充填する。
矢印
(7)
(イ) 立上り部を機械的固定工法で施工する場合はその端部にテープ状シール材を張り付けた後に固定金具を固定し、種別S-M2又はSI-M2の場合はルーフィングシートを固定金具に対して、溶剤溶着又は熱風融着により張り付け、末端部には不定形シール材を充填する。
9.4.4 施工
(9) 断熱材の張付け (断熱工法の場合) は、次による。
(ア) 接着工法の場合は、次による。
下地に断熱材を隙間なく張り付け、ローラー等で転圧して密着させた後、ルーフィングシートを張り付ける。
(イ) 機械的固定工法の場合は、次による。
下地に断熱材を隙間なく敷き詰め固定金具で固定する。
矢印
(9) 断熱材の張付けは、次による。
(ア) 接着工法の場合は、下地に断熱材を隙間なく接着剤で張り付け、ローラー等で転圧して密着させた後、ルーフィングシートを張り付ける。
(イ) 機械的固定工法の場合は、下地に断熱材を隙間なく敷き詰め、ルーフィングシートの製造所の仕様により固定金具で固定する。
9.4.4 施工
(10) 保護層の施工(屋内保護密着工法の場合)は、次による。
(ア) 平場のモルタル塗りは、次による。
矢印
(10) 保護層の施工は、次による。
(ア) 平場の保護モルタル塗りは、次による。

コメント

このページは、国土交通省のウェブサイトで公開されている公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版をウェブページ化したものです。