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全体目次/令和4年版 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)

9章2節 アスファルト防水 変更か所/標準仕様書(建築工事編)令和4年版

公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版平成31年版からの変更か所
9章 防水工事-2節 アスファルト防水

9.2.2 材料
(4) 防水層端部の止水に用いるアスファルト防水工事用シール材は、アスファルトルーフィング又は改質アスファルトルーフィングシートとの接着に適したものとし、アスファルトルーフィング類の製造所の指定する製品とする。
(10) 絶縁用シートに使用する材料は、特記による。特記がなければ、屋根保護防水密着工法又は屋根保護防水絶縁工法の場合は、ポリエチレンフィルム厚さ0.15mm以上のものとし、屋根保護防水密着断熱工法又は屋根保護防水絶縁断熱工法の場合は、ポリプロピレン、ポリエチレン等を平織りしたフラットヤーンクロス (70g/m2程度) とする。
矢印
(4) 防水層端部の止水に用いるアスファルト防水工事用シール材は、アスファルトルーフィング類との接着に適したものとし、アスファルトルーフィング類の製造所の指定する製品とする。
(10) 絶縁用シートに使用する材料は、特記による。特記がなければ、屋根保護防水密着工法又は屋根保護防水絶縁工法の場合はポリエチレンフィルム厚さ0.15mm以上のもの又はポリプロピレン、ポリエチレン等を平織りしたフラットヤーンクロス (70g/m2程度)とし、屋根保護防水密着断熱工法又は屋根保護防水絶縁断熱工法の場合はポリプロピレン、ポリエチレン等を平織りしたフラットヤーンクロス (70g/m2程度) とする。
9.2.2 材料
(11) 成形伸縮目地材
(ア) 形状及び寸法
目地幅は25mm、本体は目地幅の80%以上、保護コンクリートの上面から下面にまで達するよう高さの調節が可能なもので、キャップ側面に付着層又はアンカー部を備えた製品とする。
(イ) 成形伸縮目地材の品質は、表9.2.1による。
(12) 成形緩衝材は、アスファルトルーフィング類の製造所の指定する製品とする。
(13) 保護コンクリート
(ア) コンクリートの調合は、6章14節[無筋コンクリート]による。
(イ) 保護コンクリート内に敷設する溶接金網は、JIS G 3551 (溶接金網及び鉄筋格子) に基づき、鉄線の径6mm、網目寸法100mmの製品とする。
(14) 立上り部の保護の乾式保護材は、特記による。
(15) 立上り部の保護のれんがは、特記による。特記がなければ、JIS R 1250 (普通れんが及び化粧れんが)による。
(16) メタルラスは、JIS A 5505 (メタルラス) に基づく平ラスF500とする。
(17) モルタルの調合は、表9.2.2による。
矢印
(11) 保護層等の材料
(ア) 成形伸縮目地材
(a) 形状及び寸法
キャップ幅は25mm、本体はキャップ幅の80%以上、保護コンクリートの上面から下面にまで達するよう高さの調節が可能なもので、キャップ側面に付着層又はアンカーを備えた製品とする。
(b) 成形伸縮目地材の品質は、表9.2.1による。
(イ) 成形緩衝材は、防水層に不具合を及ぼさないものとする。
(ウ) 保護コンクリート
(a) コンクリートの調合は、6章14節[無筋コンクリート]による。
(b) 保護コンクリート内に敷設する溶接金網は、JIS G 3551 (溶接金網及び鉄筋格子) に基づき、鉄線の径6mm、網目寸法100mmとする。
(エ) 立上り部の保護の乾式保護材は、特記による。
(オ) 立上り部の保護のれんがは、特記による。
(カ) メタルラスは、JIS A 5505 (メタルラス) に基づく平ラスF500とする。
(キ) モルタルの調合は、表9.2.2による。
9.2.2 材料
表9.2.2 モルタルの調合 (容積比)
平成31年版 表9.2.2 モルタルの調合 (容積比)
矢印
表9.2.2 モルタルの調合 (容積比)
令和4年版 表9.2.2 モルタルの調合 (容積比)
9.2.3 防水層の種別及び工程
表9.2.3 屋根保護防水密着工法の種別及び工程
平成31年版 表9.2.3 屋根保護防水密着工法の種別及び工程
(注) 1. 立上り部は、絶縁用シートを省略する。
2. 立上り部における保護コンクリートの適用及び工法は、特記による。
3. 保護コンクリートには、溶接金網を敷き込む。
矢印
表9.2.3 屋根保護防水密着工法の種別及び工程

[表の中は変更なし]

(注) 1. 立上り部は、絶縁用シートを省略する。
2. 立上り部における保護工法は、特記による。
3. 保護コンクリートには、溶接金網を敷き込む。
9.2.3 防水層の種別及び工程
表9.2.4 屋根保護防水密着断熱工法の種別及び工程
平成31年版 表9.2.4 屋根保護防水密着断熱工法の種別及び工程
(注) 1. 立上り部は、断熱材及び絶縁用シートを省略する。
2. 立上り部における保護コンクリートの適用及び工法は、特記による。
3. 保護コンクリートには、溶接金網を敷き込む。
矢印
表9.2.4 屋根保護防水密着断熱工法の種別及び工程

[表の中は変更なし]

(注) 1. 立上り部への断熱材及び絶縁用シートの設置は、特記による。
2. 立上り部における保護工法は、特記による。
3. 保護コンクリートには、溶接金網を敷き込む。
9.2.3 防水層の種別及び工程
表9.2.5 屋根保護防水絶縁工法の種別及び工程
平成31年版 表9.2.5 屋根保護防水絶縁工法の種別及び工程
(注) 1. B-1、B-2の立上り部は、砂付あなあきルーフィングを省略する。
2. B-3の立上り部は、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシート張付けの代わりに、改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) 1.5mm以上の張付け (使用量1.0㎏/m2) とする。
3. 立上り部は、絶縁用シートを省略する。
4. B-1、B-2の立上り部は、工程3のアスファルトの使用量を ( ) 内とする。
5. 立上り部における保護コンクリートの適用及び工法は、特記による。
6. 保護コンクリートには、溶接金網を敷き込む。
矢印
表9.2.5 屋根保護防水絶縁工法の種別及び工程
令和4年版 表9.2.5 屋根保護防水絶縁工法の種別及び工程
(注) 1. 部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートを用いる場合の立上り部は、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシート張付けの代わりに、改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) 1.5mm 以上の張付け (使用量 1.0㎏/m2) とする。
2. 砂付あなあきルーフィングを用いる場合の立上り部は、砂付あなあきルーフィングを省略する。
3. 砂付あなあきルーフィングを用いる場合の立上り部は、工程3のアスファルトの使用量を ( ) 内とする。
4. 立上り部は、絶縁用シートを省略する。
5. 立上り部における保護工法は、特記による。
6. 保護コンクリートには、溶接金網を敷き込む。
9.2.3 防水層の種別及び工程
表9.2.6 屋根保護防水絶縁断熱工法の種別及び工程
平成31年版 表9.2.6 屋根保護防水絶縁断熱工法の種別及び工程
(注) 1. BI-1、BI-2の立上り部は、砂付あなあきルーフィングを省略する。
2. BI-3の立上り部は、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシート張付けの代わりに、改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) 1.5mm以上の張付け (使用量1.0㎏/m2) とする。
3. 立上り部は、断熱材及び絶縁用シートを省略する。
4. BI-1、BI-2の立上り部は、工程3のアスファルトの使用量を ( ) 内とする。
5. 立上り部における保護コンクリートの適用及び工法は、特記による。
6. 保護コンクリートには、溶接金網を敷き込む。
矢印
表9.2.6 屋根保護防水絶縁断熱工法の種別及び工程
令和4年版 表9.2.6 屋根保護防水絶縁断熱工法の種別及び工程
(注) 1. 部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートを用いる場合の立上り部は、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシート張付けの代わりに、改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) 1.5mm以上の張付け (使用量 1.0㎏/m2) とする。
2. 砂付あなあきルーフィングを用いる場合の立上り部は、砂付あなあきルーフィングを省略する。
3. 砂付あなあきルーフィングを用いる場合の立上り部は、工程3のアスファルトの使用量を ( ) 内とする。
4. 立上り部への断熱材及び絶縁用シートの設置は、特記による。
5. 立上り部における保護工法は、特記による。
6. 保護コンクリートには、溶接金網を敷き込む。
9.2.3 防水層の種別及び工程
(オ) 屋根露出防水絶縁工法の種別及び工程は、表9.2.7による。
なお、脱気装置の種類及び設置数量は、特記による。特記がなければ、種類及び設置数量は、アスファルトルーフィング類の製造所の指定とする。
表9.2.7 屋根露出防水絶縁工法の種別及び工程(その1)
平成31年版 表9.2.7 屋根露出防水絶縁工法の種別及び工程(その1)
(注) 1. 立上り部は、砂付あなあきルーフィングを省略する。
2. 立上り部は、工程3のアスファルトの使用量を ( ) 内とする。
3. 仕上塗料の種類及び使用量は、特記による。特記がなければ、使用量は、アスファルトルーフィング類の製造所の仕様による。
表9.2.7 屋根露出防水絶縁工法の種別及び工程(その2)
平成31年版 表9.2.7 屋根露出防水絶縁工法の種別及び工程(その2)
(注) 1. 立上り部は、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシート張付けの代わりに、改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) 1.5mm以上の張付け (使用量1.0㎏/m2)とする。
2. 仕上塗料の種類及び使用量は、特記による。特記がなければ、使用量は、アスファルトルーフィング類の製造所の仕様による。
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(オ) 屋根露出防水絶縁工法の種別及び工程は、表9.2.7による。
なお、脱気装置の種類及び設置数量は、特記による。特記がなければ、アスファルトルーフィング類の製造所の指定とする。
表9.2.7 屋根露出防水絶縁工法の種別及び工程
令和4年版 表9.2.7 屋根露出防水絶縁工法の種別及び工程
(注) 1. 部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートを用いる場合の立上り部は、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシート張付けの代わりに、改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) 1.5mm以上の張付け (使用量 1.0㎏/m2) とする。
2. 砂付あなあきルーフィングを用いる場合の立上り部は、砂付あなあきルーフィングを省略する。
3.砂付あなあきルーフィングを用いる場合の立上り部は、工程3のアスファルトの使用量を ( )内とする。
4. 仕上塗料の種類及び使用量は、特記による。
特記がなければ、使用量は、アスファルトルーフィング類の製造所の仕様による。
9.2.3 防水層の種別及び工程
(カ) 屋根露出防水絶縁断熱工法の種別及び工程は、表9.2.8による。
なお、脱気装置の種類及び設置数量は、特記による。特記がなければ、種類及び設置数量は、アスファルトルーフィング類の製造所の指定とする。
矢印
(カ) 屋根露出防水絶縁断熱工法の種別及び工程は、表9.2.8による。
なお、脱気装置の種類及び設置数量は、特記による。特記がなければ、アスファルトルーフィング類の製造所の指定とする。
9.2.4 施工
(1) 防水層の下地は、次による。
(ア) 平場のコンクリート下地は、15章4節[床コンクリート直均し仕上げ]による直均し仕上げとし、その工法は、15.4.3[工法](1)の(ア)から(ウ)まで及び(2)による。
なお、防水層の下地がモルタル塗りの場合、モルタル塗りは、15章3節[モルタル塗り]により、適用箇所は、特記による。
矢印
(1) 防水層の下地は、次による。
(ア) 平場のコンクリート下地は15章4節[床コンクリート直均し仕上げ]による直均し仕上げとし、その工法は15.4.3[工法](1)の(ア)から(ウ)まで及び(2)による。
なお、下地がモルタル塗りの場合、モルタル塗りは15章3節[モルタル塗り]により、適用箇所は特記による。
9.2.4 施工
(2) アスファルトプライマー塗りは、次による。
コンクリート下地等の場合は、次による。
(a) 下地が十分乾燥した後に清掃を行い、塗布する。
(b) 塗付けは、アスファルトルーフィング等の張りじまい部まで、均一に行い、乾燥させる。
(c) 塗付けは、下地以外の箇所を汚さないように行う。
矢印
(2) アスファルトプライマー塗りは、次による。
(ア) コンクリート下地等が十分乾燥した後に清掃を行い、塗布する。
(イ) 塗付けは、アスファルトルーフィング等の張りじまい部まで、均一に行い、乾燥させる。
(ウ) 塗付けは、塗布面以外の箇所を汚さないように行う。
9.2.4 施工
(4)(ア)(b) プレキャストコンクリート部材の接合部の目地処理は、次による。
① 種別A-1、A-2、A-3、AI-1、AI-2、AI-3、DI-1、DI-2、E-1又はE-2の場合は、増張り用シートを両側に100mm程度ずつ張り掛けて絶縁増張りとする。
② 種別B-1、B-2、B-3、BI-1、BI-2、BI-3、D-1、D-2、D-3又はD-4の場合は、幅50mm程度の絶縁用テープを張り付ける。
矢印
(4)(ア)(b) プレキャストコンクリート部材の接合部の目地処理は、次による。
① 種別A-1、A-2、A-3、AI-1、AI-2、AI-3、DI-1、DI-2、E-1又はE-2の場合は、増張り用シートを両側に100mm程度ずつ張り掛けて絶縁増張りとする。
② 種別B-1、B-2、BI-1、BI-2、D-1又はD-2の場合は、幅50mm程度の絶縁用テープを張り付ける。
9.2.4 施工
表9.2.10 出隅、入隅、立上りの出隅及び立上りの入隅の増張りの適用部位
平成31年版 表9.2.10 出隅、入隅、立上りの出隅及び立上りの入隅の増張りの適用部位
(注) 1. ○印は、幅300mm以上のストレッチルーフィングを最下層に増張りする。
なお、断熱露出防水の場合は平場の断熱材を張り付けた後、増張りする。
2. パラペット天端の出隅は除く。
矢印
表9.2.10 出隅、入隅、立上りの出隅及び立上りの入隅の増張りの適用部位
令和4年版 表9.2.10 出隅、入隅、立上りの出隅及び立上りの入隅の増張りの適用部位
(注) 1. ○印は、幅 300mm以上のストレッチルーフィングを最下層に増張りする。
なお、断熱露出防水の場合は、平場の断熱材を張り付けた後、増張りする。
2. パラペット天端の出隅は除く。
9.2.4 施工
(4)(イ)(c) アスファルトルーフィング類の継目は、幅方向、長手方向とも、100mm以上重ね合わせ、水下側のアスファルトルーフィング類を、下側に張り重ねる。ただし、絶縁工法の場合の砂付あなあきルーフィングの継目には、100×200(mm)程度のルーフィング片を3~4m程度の間隔に置敷きし、通気性を妨げないようにして突付けとする。また、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートの幅方向は、100㎜以上重ね合わせ、長手方向は突付けとし、その上に幅200×1,100(mm)のストレッチルーフィング又は改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) をアスファルトで張り付ける。
矢印
(4)(イ)(c) アスファルトルーフィング類の継目は、幅方向、長手方 向とも、 100mm 以上重ね合わせ、水下側のアスファルトルーフィング類を、下側に張り重ねる。ただし、絶縁工法の場合 、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートの 継目は、幅方向は 100㎜以上重ね合わせ、長手方向は突付けとし、その上に幅200×1,100(mm)程度の改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) をアスファルトで張り付ける。また、砂付あなあきルーフィングの継目は、100×200(mm)程度のルーフィング片を3~4m程度の間隔に置敷きし、通気性を妨げないようにして突付けとする。
9.2.4 施工
(4)(イ)(e) 絶縁工法の立上り際の500㎜程度は、立上り部の一層目のアスファルトルーフィング類をアスファルトを用いて密着張りとする。また、密着張りしたアスファルトルーフィング類と平場の砂付あなあきルーフィングは突付けとする。
なお、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートと密着張りとしたアスファルトルーフィング類の重ね幅は100㎜以上とし、アスファルトを用いて張り掛ける。
矢印
(4)(イ)(e) 絶縁工法の立上り際の500㎜程度は、アスファルトを用いて立上り部の一層目のアスファルトルーフィング類を密着張りとする。また、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートと密着張りしたアスファルトルーフィング類の重ね幅は、100 ㎜以上とし、アスファルトを用いて張り掛ける。
なお、砂付あなあきルーフィングを用いる場合、密着張りしたアスファルトルーフィング類と平場の砂付あなあきルーフィングは、突付けとする。
9.2.4 施工
(4)(イ)(f) 立上りと平場のアスファルトルーフィング類は別々に張り付ける。ただし、立上りの高さが400mm未満の場合は、平場のアスファルトルーフィング類をそのまま張り上げることができる。
なお、立上りと平場のアスファルトルーフィング類を別々に張り付ける場合は、立上り部のアスファルトルーフィング類は各層とも平場のアスファルトルーフィング類に150mm以上張り掛ける。
矢印
(4)(イ)(f) 立上りと平場のアスファルトルーフィング類は別々に張り付け、立上り部のアスファルトルーフィング類は各層とも平場のアスファルトルーフィング類に150mm以上張り掛ける。
ただし、立上りの高さが400mm未満の場合は、平場のアスファルトルーフィング類をそのまま張り上げることができる。
9.2.4 施工
(4)(ウ) 立上り部の張付けは、次による。
(a) 屋根及び屋内の保護防水工法における防水層の立上り部の納まりは、最上層が所定の位置にくるようにし、下層になるほど30mm程度ずつ短くして、端部が厚くならないようにし、次に幅100mm程度の網状アスファルトルーフィングを増張りし、溶融アスファルトで目つぶし塗りをして押さえた後、端部にシール材を塗り付ける。
なお、立上りが乾式保護仕上げの場合、所定の位置に各層の端部をそろえ、押え金物で固定した上に、シール材を充填する。
(b) 屋根露出防水工法における防水層の立上り部の納まりは、所定の位置に各層の端部をそろえ、押え金物で固定した上に、シール材を充填する。
(c) 押え金物は、ステンレスビスを用いて、両端を押さえ、間隔450mm以下に留め付ける。
(d) 改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) 張りは、アスファルトを用いて張り付ける。
矢印
(4)(ウ) 立上り部の張付けは、次による。
(a) 立上りの保護を乾式保護材とする場合は、所定の位置に各層の端部をそろえ、押え金物で固定した上に、シール材を充填する。
(b) 立上りの保護を保護コンクリートとする場合は、防水層の立上り部の納まりは、最上層が所定の位置にくるようにし、下層になるほど30mm程度ずつ短くして、端部が厚くならないようにし、次に幅100mm程度の網状アスファルトルーフィングを増張りし、溶融アスファルトで目つぶし塗りをして押さえた後、端部にシール材を塗り付ける。
(c) 屋根露出防水工法における防水層の立上り部の納まりは、所定の位置に各層の端部をそろえ、押え金物で固定した上に、シール材を充填する。
(d) 押え金物は、ステンレスビスを用いて、間隔450mm以下に留め付ける。
(e) 改質アスファルトルーフィングシート (非露出複層防水用R種) 張りは、アスファルトを用いて張り付ける。
9.2.4 施工
(4)(エ)(b)② 絶縁工法の施工は、次による。
砂付あなあきルーフィングを用いる場合
砂付あなあきルーフィングは増張りしたストレッチルーフィングに突付けとし、増張りしたストレッチルーフィングの上までアスファルトルーフィング類を張り重ねる。
部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートを用いる場合
ⓐ 幅500mm程度の改質アスファルトルーフィングシートを先に増張りしたストレッチルーフィングに張り掛ける。改質アスファルトルーフィングシートはドレンのつばに100mm程度張り掛け、残りの400 ㎜程度はドレンの周囲にアスファルトで張り掛ける。
ⓑ ドレンの周囲に張り付けた改質アスファルトルーフィングシートにアスファルトを用いて、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートを 100mm以上張り掛ける。
ⓒ 2層目以降のアスファルトルーフィング類は、ドレンの周囲に張り付けた改質アスファルトルーフィングシートの上まで張り重ねる。
矢印
(4)(エ)(b)② 絶縁工法の施工は、次による。
部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートを用いる場合
ⓐ 幅500mm程度の改質アスファルトルーフィングシートを、先に増張りしたストレッチルーフィングに張り掛ける。改質アスファルトルーフィングシートは、ドレンのつばに100mm程度張り掛け、残りの400㎜程度はドレンの周囲にアスファルトで張り掛ける。
ⓑ ドレンの周囲に張り付けた改質アスファルトルーフィングシートにアスファルトを用いて、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートを 100mm以上張り掛ける。
ⓒ 2層目以降のアスファルトルーフィング類は、ドレンの周囲に張り付けた改質アスファルトルーフィングシートの上まで張り重ねる。
砂付あなあきルーフィングを用いる場合
砂付あなあきルーフィングは、増張りしたストレッチルーフィングに突付けとし、増張りしたストレッチルーフィングの上までアスファルトルーフィング類を張り重ねる。
9.2.4 施工
(4)(エ)(c) 配管回りは、最下層に網状アスファルトルーフィングを増張りし、配管の根元の平場にストレッチルーフィングを150mm程度張り掛けて増張りする。
なお、絶縁工法における砂付あなあきルーフィングは、増張りしたストレッチルーフィングに突付けとし、部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートは増張りしたストレッチルーフィングに100mm程度、アスファルトを用いて張り付ける。
配管回りの立上りの納まりは、所定の位置に防水層の端部をそろえ、ステンレス製の既製バンドで防水層端部を締め付け、上部にシール材を塗り付ける。
矢印
(4)(エ)(c) 配管回りは、最下層に網状アスファルトルーフィングを増張りし、配管の根元の平場にストレッチルーフィングを150mm程度張り掛けて増張りする。
なお、絶縁工法における部分粘着層付改質アスファルトルーフィングシートは、増張りしたストレッチルーフィングに100mm程度、アスファルトを用いて張り付ける。砂付あなあきルーフィングを用いる場合は、増張りしたストレッチルーフィングに突付けとする。
配管回りの立上りの納まりは、所定の位置に防水層の端部をそろえ、ステンレス製の既製バンドで防水層端部を締め付け、上部にシール材を塗り付ける。
9.2.5 保護層等の施工
(3)(ウ) フラットヤーンクロスは、断熱材の上に幅100mm程度重ねて敷き並べ、接着テープ等で要所を固定する。
矢印
(3)(ウ) フラットヤーンクロスは、重ね幅100mm程度で敷き並べ、接着テープ等で要所を固定する
9.2.5 保護層等の施工
(4) 平場の保護コンクリートは、次による。
(ア) 保護コンクリート中に溶接金網を敷き込む。溶接金網の重ねは、1節半以上、かつ、150mm以上とする。
(イ) コンクリートの厚さは、特記による。特記がなければ、こて仕上げの場合は、80mm以上とし、床タイル張り等の仕上げの場合は、60mm以上とする。保護コンクリートは、所定の勾配に仕上げる。
(エ) 屋内防水密着工法で、保護コンクリートに配管を行う場合等は、防水工事完了後、全面に厚さ15mmの保護モルタル塗りを行う。
矢印
(4) 平場の保護コンクリートは、次による。
(ア) 保護コンクリートに敷込む溶接金網の重ねは、1節半以上、かつ、150mm以上とする。
(イ) 保護コンクリートの厚さは、特記による。特記がなければ、こて仕上げ の場合は 80mm 以上とし、床タイル張り等の仕上げ の場合は60mm以上とする。保護コンクリートは、所定の勾配に仕上げる。
(エ) 屋内防水密着工法で、保護コンクリートに配管を行う場合等は、防水工事完了後、全面に厚さ15mm程度の保護モルタル塗りを行う。
9.2.5 保護層等の施工
(5) 立上り部は、次により、保護方法は特記による。
(ア) 乾式保護材を用いる場合は、防水工事材料の製造所の仕様による。
(イ) れんが押えの場合は、次による。
(a) れんがの目地幅は、10mm程度とする。
(b) れんが積みは、半枚積みとし、縦目地が、芋目地にならないように、れんが割りをする。
(c) れんがは、付着物を除去し、必要に応じて、吸水させる。
(d) 下地面の清掃を行った後、敷モルタルを行い、平らに積み上げる。
(e) れんが積みは、防水層から20mm程度離し、その隙間にはモルタルを適切に充填する。
(f) モルタルが急激な乾燥又は凍結のおそれのある場合の施工は、15.1.4[施工一般](2)又は(3)による。
(g) 養生は、8.2.11[養生]による。

(ウ) コンクリート押えの場合は、保護コンクリートを上部天端まで確実に充填するように打ち込む。また、屋根防水保護層の伸縮調整目地の位置には、7節により、ひび割れ誘発目地を設け、シーリングを行う。
(エ) 屋内等でモルタル押えの場合は、防水層に間隔200mm程度にとんぼ付けし、メタルラスを取り付けた後、モルタルを厚さ30mm程度に塗る。
矢印
(5) 立上り部は次により、保護工法は特記による。
(ア) 乾式保護材場合は、製造所の仕様による。
(イ) コンクリート押えの場合は、保護コンクリートを上部天端まで確実に充填するように打ち込む。また、平場の保護コンクリートの伸縮目地の位置には、7節により、ひび割れ誘発目地を設け、シーリングを行う。
(ウ) 屋内等でモルタル押えの場合は、防水層に間隔200mm程度にとんぼ付けし、メタルラスを取り付けた後、モルタルを厚さ30mm程度に塗る。
(エ) れんが押えの場合は、特記による。
9.2.5 保護層等の施工
(6) 伸縮調整目地は、次による。
(ア) 平場の屋根防水保護層は、伸縮調整目地を設ける。伸縮調整目地の割付けは、周辺の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横間隔3,000mm程度とする。また、伸縮調整目地は、排水溝を含めて、立上りの仕上り面に達するものとする。
(イ) 伸縮調整目地に用いる材料は成形伸縮目地材とし、目地材の製造所の仕様により所定の高さに設置し、保護コンクリートを打込む。
矢印
(6) 伸縮目地は、次による。
(ア) 平場の保護コンクリートは、伸縮目地を設ける。伸縮目地の割付けは、周辺の立上り部の仕上り面から600mm程度とし、中間部は縦横間隔3,000mm程度とする。また、伸縮目地は、排水溝を含めて、立上りの仕上り面に達するものとする。
(イ) 伸縮目地に用いる材料は成形伸縮目地材とし、目地材の製造所の仕様により所定の高さに設置し、保護コンクリートを打ち込む。
9.2.5 保護層等の施工
(7) 屋上排水溝の適用は、特記による。
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(7) 屋上排水溝の設置は、特記による。

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このページは、国土交通省のウェブサイトで公開されている公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版をウェブページ化したものです。