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12章3節 防腐・防蟻・防虫処理 変更か所/標準仕様書(建築工事編)令和4年版

公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版平成31年版からの変更か所
12章 木工事-3節 防腐・防蟻・防虫処理

12.3.1 防腐・防蟻処理
下地木材への防腐・防蟻処理は、次により、処理方法は特記による。
なお、「製材の日本農林規格」に基づく心材の耐久性区分D1の樹種の心材のみを用いた製材は、次の(ア)及び(イ)による薬剤による処理の適用を省略できる。
矢印
木材への防腐・防蟻処理は次により、適用部材及び処理の種類は特記による。
なお、JAS 1083 (製材)に基づく心材の耐久性区分D1の樹種の心材のみを用いた製材は、次の(ア)及び(イ)による薬剤による処理を省略できる。
12.3.1 防腐・防蟻処理
(ア) 薬剤の加圧注入は、次による。
(a)「製材の日本農林規格」若しくは「枠組壁工法構造用製材及び枠組壁工法構造用たて継ぎ材の日本農林規格」に基づく保存処理の性能区分K2からK4までに適合するもの又はこれと同等の保存処理性能のものとし、適用部材及び保存処理性能区分は、特記による。
(b) 人体への安全性及び環境への影響について配慮され、かつ、JIS K 1570 (木材保存剤) に基づく加圧注入用木材保存剤又はこれと同等の性能を有する木材保存剤を用いて、JIS A9002 (木質材料の加圧式保存処理方法) に基づく加圧式保存処理を行う。
なお、JIS A 9002に基づく使用薬剤、注入量等の証明書を、監督職員に提出する。
(c) 加圧注入処理を行った後、加工、切断、孔あけ等を行った箇所は、(イ)により処理を行う。
矢印
(ア) 工場における薬剤の加圧注入処理等は、次による。
(a) JAS 1083 に基づく保存処理の性能区分K2からK4までに適合するもの又はこれと同等の保存処理性能のものとし、適用部材及び保存処理性能区分は特記による。
(b) 人体への安全性及び環境への影響について配慮され、かつ、JIS K 1570 (木材保存剤) に基づく加圧注入用木材保存剤又はこれと同等の性能を有する木材保存剤を用いて、JIS A9002 (木質材料の加圧式保存処理方法) に基づく加圧式保存処理を行う。
なお、JIS A 9002に基づく使用薬剤、注入量等の証明書を、監督職員に提出する。
(c) 加圧注入処理を行った後、加工、切断、孔あけ等を行った箇所は、(イ)により処理を行う。
12.3.1 防腐・防蟻処理
(イ) 薬剤の塗布等は、次による。
(b) 処理の方法は、特記による。特記がなければ、次による。
① 処理面の汚れ及び付着物を取り除く。
② 塗布又は吹付けに使用する薬剤の量は、表面積1m2当たり300mL程度とし、処理むらが生じないように、2回処理を行う。
③ 塗布又は吹付けは、1回処理した後、十分に乾燥させ、2回目の処理を行う。
④ 木材の木口、仕口及び継手の接合箇所、割れ並びにコンクリート、モルタル、束石等に接する部分は、特に入念な処理を行う。

矢印
(イ) 薬剤の塗布等は、次による。
(b) 処理の方法は、特記による。特記がなければ、薬剤の製造所の仕様による。
12.3.1 防腐・防蟻処理
(エ) 合板等の加圧注入による防腐・防蟻処理は、「合板の日本農林規格」、「集成材の日本農林規格」若しくは「単板積層材の日本農林規格」の保存処理の性能区分K3に適合するもの又はこれと同等の保存処理性能のものとし、適用は特記による。
矢印
(エ) 合板等の加圧注入処理等による防腐・防蟻処理は「合板の日本農林規格」、「集成材の日本農林規格」若しくはJAS 0701(単板積層材)の保存処理の性能区分K3に適合するもの又はこれと同等の保存処理性能のものとし、適用は特記による。
12.3.2 防虫処理
防虫処理の適用は、特記による。
なお、ラワン材等を使用する場合は、「製材の日本農林規格」第8条「広葉樹製材の規格」に基づく保存処理の性能区分K1の防虫処理を行う。
矢印
防虫処理の適用は、特記による。
なお、ラワン材等を使用する場合は、JAS 1083-6(製材-第6部:広葉樹製材)に基づく保存処理の性能区分K1の防虫処理を行う。

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このページは、国土交通省のウェブサイトで公開されている公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版をウェブページ化したものです。