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全体目次/令和4年版 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)

2節 コンクリートの種類及び品質/6章 コンクリート工事/令和4年版 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)

6.2.1 コンクリートの種類

  1. (1) コンクリートの類別は、表6.2.1により、適用は特記による。
    特記がなければ、Ⅰ類とする。
    表6.2.1 コンクリートの類別
    表6.2.1 コンクリートの類別
  2. (2) コンクリートの気乾単位容積質量による種類は、普通コンクリート又は軽量コンクリートとし、適用は特記による。
  3. (3) 建築基準法第37条第二号の規定に基づき国土交通大臣の認定を受けたコンクリートは、特記による。

6.2.2 コンクリートの強度

  1. (1) コンクリートの設計基準強度(Fc)の値は、普通コンクリートにおいては 36N/mm2 以下、軽量コンクリートにおいては 27N/mm2以下とし、特記による。
  2. (2) 使用するコンクリートの強度は、材齢 28日において調合管理強度以上とする。
  3. (3) 構造体コンクリート強度は、設計基準強度(Fc)以上とし、工事現場で採取し、養生された供試体の圧縮強度を基に推定する。
    なお、構造体コンクリートとは、構造体とするために打ち込まれ、硬化したコンクリートをいう。(以下この章において同じ。)
  4. (4) (2)及び(3)で規定するコンクリートの強度の判定は、9節による。

6.2.3 気乾単位容積質量

  1. (1) 普通コンクリートの気乾単位容積質量は、2.1t/m3を超え2.5t/m3 以下を標準とする。
  2. (2) 軽量コンクリートの気乾単位容積質量は、6.10.2(1)による。

6.2.4 ワーカビリティー及びスランプ

  1. (1) コンクリートのワーカビリティーは、打込み場所、打込み方法及び締固め方法に応じて、型枠内並びに鉄筋及び鉄骨周囲に密実に打ち込むことができ、かつ、ブリーディング及び材料分離が少ないものとする。
  2. (2) コンクリートの荷卸し地点におけるスランプは、特記による。
    特記がなければ、表6.2.2による。
    表6.2.2 スランプ
    表6.2.2 スランプ

6.2.5 構造体コンクリートの仕上り

  1. (1) 部材の位置及び断面寸法の許容差並びにその測定方法は、次による。
    1. (ア) 位置及び断面寸法の許容差は、表6.2.3を標準として、仕上げの種類、納まり等を考慮して定める。
      表6.2.3 部材の位置及び断面寸法の許容差の標準値
      表6.2.3 部材の位置及び断面寸法の許容差の標準値
    2. (イ) 測定方法は、部材等に応じて適切に定める。
  2. (2) コンクリート表面の仕上り状態
    1. (ア) コンクリートの打放し仕上げは、次による。
      1. (a) 合板せき板を用いる場合のコンクリートの打放し仕上げは、表6.2.4により、種別は特記による。
        表6.2.4 打放し仕上げの種別
        表6.2.4 打放し仕上げの種別
      2. (b) (a)以外のせき板に接するコンクリートの表面は、型枠締付け金物の穴、砂じま、へこみ等をポリマーセメントペースト等で補修し、コンクリートの突起部を取り除く。
    2. (イ) コンクリートの仕上りの平たんさは、表6.2.5により、各章の定めがある場合を除き、仕上げに応じ、種別は特記による。
      表6.2.5コンクリートの仕上りの平たんさの種別
      表6.2.5コンクリートの仕上りの平たんさの種別

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このページは、国土交通省のウェブサイトで公開されている公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版をウェブページ化したものです。