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12節 ロックウール吹付け/15章 左官工事/令和4年版 公共建築工事標準仕様書(建築工事編)

  1. 15.12.1 一般事項
  2. 15.12.2 材料
  3. 15.12.3 配合及び密度等
  4. 15.12.4 施工

15.12.1 一般事項

この節は、半乾式工法及び乾式工法によるロックウール吹付けに適用する。
なお、鉄骨工事の耐火被覆は、7章9節[耐火被覆]による。

15.12.2 材料

  1. (1) ロックウールは、JIS A 9504 (人造鉱物繊維保温材) 及び建築基準法に基づく不燃材料の指定又は認定を受けたものとする。
    ただし、ロックウールのホルムアルデヒド放散量は、特記による。
    特記がなければ、F☆☆☆☆とする。
  2. (2) セメントは、JIS R 5210 (ポルトランドセメント) 、JIS R 5211 (高炉セメント) 又は15.3.2(1)(ア)(b)による白セメントとする。
  3. (3) 水は、15.3.2(2)による。
  4. (4) 接着剤は、合成樹脂系とする。
    ただし、ホルムアルデヒド放散量は、特記による。
    特記がなければ、F☆☆☆☆とする。

15.12.3 配合及び密度等

  1. (1) 吹付けロックウールの配合及び密度は、表15.12.1により、防火材料に適用できるものとする。
    表15.12.1 吹付けロックウールの配合 (質量比) 及び密度
    表15.12.1 吹付けロックウールの配合 (質量比) 及び密度
  2. (2) 仕上げ吹付け厚さは、特記による。

15.12.4 施工

  1. (1) 下地処理は、鉄骨下地の場合は浮き錆、油等、吹付けに支障のあるものは取り除き清掃する。
    鉄骨下地以外の場合は 15.6.4 により、モルタル下地の場合は木ごて仕上げとする。
  2. (2) 吹付けは、適切な機器を用い、材料を混合して吹き付け、必要な厚さ及び密度が得られるように付着させる。
  3. (3) 接着剤は、必要に応じて使用する。
  4. (4) 吹付け厚さは、所定の厚さの 1.2倍程度とし、こてで圧縮して所定の厚さに仕上げる。
    ただし、化粧面でなく、必要な密度が得られる場合は、この限りでない。
  5. (5) 仕上げ吹付け厚さ50mm 以上ではく離のおそれのある場合は、亜鉛めっき鋼板製とんぼを5個/m2以上取り付け、1回目吹付け後こてで圧縮し、とんぼの足を折り曲げ、2回目を吹き付け所定の厚さに仕上げる。
  6. (6) 吹付け後、7日間程度の自然乾燥を行う。
  7. (7) 施工中及び乾燥中は、振動、衝撃等を与えない。
  8. (8) 吹付けロックウールが凍結のおそれのある場合は、15.1.4(3)による。
    また、接着剤を使用する場合は、18.1.6[施工管理](1)による。

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このページは、国土交通省のウェブサイトで公開されている公共建築工事標準仕様書(建築工事編)令和4年版をウェブページ化したものです。